日本国内でも高い人気のクレジットカードがアメックスです。
このアメックスには、プロパーと提携の2種類があります。
ここでは提携カードと、プロパーカードの違いなどを詳しく調べてみました。
アメックスの提携カードとは
アメックスには提携カードがあります。
これはアメックスと提携をしている企業が発行している、クレジットカードのことです。
本家が発行しているカードは、プロパーカードと言います。
提携カードの魅力はいくつかありますが、特に大きいのはポイント還元率の良さであったり、コストパフォーマンスが良い点です。
基本的にアメックスと言えば、年会費のかかるカードになります。
ですが提携カードであれば、年会費を無料にできるものもあるのです。
他にも提携先の企業が発行することで、プロパーカードにはない特徴を持つカードもあります。
このように提携カードにも魅力となる部分があるので、お伝えしていきます。
アメックス提携カードの特徴
アメックス提携カードを発行しているのはセゾンが有名です。
セゾンと言えば、国内でも有名なカードだと言えます。
セゾン・アメックスには4つの種類があり、いずれもかなりリーズナブルな年会費が特徴です。
最も安いものですと、年に1回利用すれば年会費が無料になるというものもあります。
特徴としてはプロパーカードと比較すると、受けられる特典が少ない点があげられます。
ただ本家のプロパーカードと、まったく違うという訳でもありません。
プロパーでも受けられるサービスは一部受けることができ、さらにセゾンカードの特徴である永久ポイントなどの特典がつく形です。
ちなみにアメックスでは提携カードではありながらも、自社で発行をしているカードもあります。
航空会社やホテルなどと提携をしているもので、一般的な提携カードとは異なる部分も多いのが特徴です。
端的に違いをお伝えすると、特典となるサービスが豊富であるのですが、反面で年会費が高めの設定となっています。
またポイントをマイルに交換するといった時には、還元率が高くなるなどの得点がついているため、場合によって一般的なアメックスよりお得になるケースもあるのです。
アメックスの提携カードとプロパーカードの違いは?
ではアメックスの提携カードと、プロパーカードにはどんな違いがあるのかを見ていきます。
そもそも発行元がアメックスであるのがプロパー、提携企業が発行するのが提携カードといった違いがあります。
またこの2つの大きな違いとしては、年会費などの点が考えられます。
他にも受けられる特典などでも違いが出てくるのですが、ステータス性の違いなども含めて、詳しく情報を整理していきます。
プロパーカードと提携カードのどちらかを選ぶという時には、この違いを知っておくと選びやすくなるはずです。
クレジットカードもただ持っていればいい、というものではありません。
自分のライフスタイルなどに合った、ベストのものを選択してください。
ステータス性の違い
アメックスのプロパーカードと提携カードの違いは、特典部分だけではありません。
ステータス性の違いがあります。
一般的にアメックスは年会費が必要となるクレジットカードの中でも、高額に入る部類です。
そのため所有していると、一定の年収や資産を持っていることの証明になります。
その結果として日本国内でも、一目置かれるカードだと言えるでしょう。
これに対して提携カードのステータスは一段低くなります。
その理由としてはプロパーカードよりも審査の基準が厳しくない上に、年会費の部分でもリーズナブルであるためです。
つまりカードが発行されやすく年会費の安価であるため、希少性そのものが薄まってしまいます。
そのため提携カードのステータスは、低くなりがちなのです。
海外でのステータス性の違い
このプロパーカードと提携カードのステータス性の違いは、海外へ行くとより顕著になります。
アメックスはアメリカやアジア地域では、有数のクレジットカードとして一目置かれるステータスを持っています。
審査の厳しさや年会費の高さなどから、一定以上の価値が保たれていて、所有していると経済的や社会的に信用度が高く見られるのです。
ヨーロッパではアジアやアメリカほどではないものの、一般的なカードとして認知されている形です。
ですが提携カードになるとアメックスの名はついていても、発行元が別の会社となります。
そのためアメックスと同等のカードであると、見られることはありません。
ただアメックスのブランドには違いがありませんので、利用できるシーンが非常に多いのが特徴です。
結果として海外でアメックスを持っていて、困るということはほぼありません。
特典サービスの違い
プロパーカードと提携カードの違いとして、最も大きいのが特典サービスによる違いがあります。
アメックスと言えば旅行関係の特典が充実していることで有名で、空港のラウンジが無料で使える、海外旅行傷害保険などの付帯が代表的です。
一方で提携カードになると、これらの特典を利用するには条件がつくことになります。
航空関連の提携カード、もしくはゴールドランク以上のカードであるという点です。
これらの条件のいずれかをクリアすることで、空港ラウンジが無料で利用できたり、海外旅行傷害保険が付帯します。
ただ保険が付帯するといっても、補償額の面では劣ります。
項目が多いため一部抜粋となりますが、死亡傷害や後遺症傷害に対する補償額はプロパーで1億円、提携カードで5000万円です。
賠償責任保険であるのなら、プロパーが4000万円で提携カードが3000万円といった形になります。
同額の補償を受けられる部分もありますが、やはり差がついてしまうのは仕方ありません。
アメックスブランドでクレジットカードを使う時に、大きな魅力となるのが様々な優待です。
この優待をまとめているのが、アメリカン・エキスプレス・コネクトというサービスになります。
このサービスについてはプロパーカードだけではなく、提携カードでも利用が可能です。
具体的には厳選されたレストランでの食事が、2割引きになるなどです。
他にもアメリカン・エキスプレス・コネクトのWEBサイトでは、提携カードのみ受けられる特典なども掲載されています。
割引きクーポンもあるため、提携カードでも特典部分で負けることはありません。
はじめてのアメックスなら提携カードとプロパーどっちがベスト?
初めてアメックスのカードを持つのなら、提携カードとプロパーカードのどちらが良いのかを考えます。
端的にお伝えすると、どちらも良い面と悪い面があります。
そこで自分がどのような特典を望むのか、どういうクレジットカードが欲しいのかで決まってくるのです。
ではアメックスのプロパーカードと、提携カードのどちらを選ぶべきかを条件別に調べてみました。
アメックス提携カードを特徴別に紹介
アメックスの提携カードとして代表的なのが、セゾンが発行しているものです。
このセゾンが発行する提携カードには、パール、ブルー、ゴールド、プラチナの4種類があります。
最もお手軽に利用できるのがパールです。
こちらは先にもあげましたが、年に1回の利用で年会費が無料になるというのが特徴です。
付帯サービスは少ないですが、アメックスの提携カードとしては最も入手しやすくなります。
社会人になりたてという人でも、比較的に申込がしやすいはずです。
パールの1つ上のランクになるのがブルーです。
海外旅行傷害保険の付帯はありませんが、手荷物を無料で宅配できるサービスが利用できます。
海外旅行によく行く人にとっては、持っていると便利なカードだと言えるでしょう。
ゴールドになると海外旅行傷害保険が付帯します。
さらにプライオリティパスの利用も可能で、世界で800カ所以上の空港ラウンジが使えるようになるのが特徴です。
ただし年会費が1万円と高めの設定になっています。
ですがプロパーのゴールドカードと比較すると、かなり安価な年会費設定です。
最後にプラチナですが、年会費が2万円と4つの中では、最も高く設定されているカードです。
ただ年間で200万円以上の利用があれば、1万円の会費ですむのが特徴でしょう。
空港ラウンジの特典や、旅行傷害保険の補償額もアップするというサービスがついてきます。
このように提携カードにも種類があるため、自分の希望に合わせて利用するのがおすすめです。
ちなみに最初にパールを所有していて、後にランクアップしていくということもできます。
例えば社会人に成り立ての人は負担の軽いパールを利用しておいて、年齢が上がるのとともにランクアップするといった使い方も可能です。
最初に選んだからといって、ずっとそのカードのランクになる訳ではありません。
後から変更することもできますので、最初は年会費のかからない手軽なカードで、アメックスの良さを理解するのもおすすめです。
ラグジュアリーで優雅なサービスを提供する提携カード
提携カードの中で最も高ランクのサービスを受けられるのが、セゾン提携のプラチナカードです。
以前まではインビテーション制をとっていて、いきなり新規申込をすることはできませんでした。
下位ランクに位置するゴールド、ブルー、パールなどで利用実績を積むと、招待カードが送付される仕組みだったのです。
ですが現在ではいきなりプラチナカードにも、申込をすることが可能です。
ちなみにビジネス・プラチナというカードもあり、個人事業主や法人の経営社が申込をする専用のものもあります。
特徴としては年会費2万円である点と、還元率が高いです。
先述しましたが年会費については、年間200万円以上の利用で翌年度がは半額となります。
還元率が高いのもポイントで、マイルの還元率で言えばJALがお得になります。
JALが発行するカードよりも還元率が高いので、よく利用している人にとってはお得になるでしょう。
また空港ラウンジの利用可能範囲が広く、旅行傷害保険の補償額なども高くなっています。
他にもホテルの上級会員になることができるなど、プラチナカードだからこその特典までついているのです。
さらに一部の電子マネーに利用すると、チャージでもポイントがつくようになります。
高級感のあるサービスとしては、コンシェルジュサービスがつく点です。
国内や海外旅行の航空券やホテルの宿泊の手配や、案内など様々な部分で相談にのってくれます。
24時間365日対応の専用デスクがあるため、いつでも利用可能です。
特定店舗でお得に買い物できる提携カード
特定の店舗でお得に買い物ができる提携カードもあります。
代表的なものだとセゾンとヤマダ電機、ANAの3つの会社が提携して発行しているカードがあります。
年会費は初年度が無料で、2年目から500円と税がかかる形です。
ただし年1回以上の利用で翌年度は無料です。
提携企業の店舗で利用すると、高額のポイントがつきます。
またカード利用で貯まったポイントを、ANAのマイルにも交換可能なのが特徴です。
もう1つがファッションビルであるパルコとセゾンが提携しているカードがあります。
パルコやパルコ指定のホテル、映画館などでの優待が用意されているカードです。
年会費が無料で還元率も最大で5%までつきます。
アメックスの最適な1枚を見つける方法とは
アメックスの中で最適なカードを見つけるには、どのような方法があるのでしょうか。
結論としては自分が希望を明確にすることです。
例えば特典そのものやステータスの高さではなく、コストパフォーマンスを重視したいのなら提携カードで十分でしょう。
反対にステータス性の高いカードや、特典が豊富な方がいいと考えるのならプロパーカードがおすすめです。
どちらかを選ぶ時にはプロパーカードと提携カードの特徴を知って、判断するのが大切なことになります。
自分の希望にあっていないカードを作ってしまっても、年会費がかかるのなら損をするだけです。
またアメックスの強みというのは、トラベル関係にあります。
そのため旅行をよくするという人や、仕事の都合で出張が多いといった人だと、より使い勝手が良くなるはずです。
そうした自分のライフスタイルなども考慮すると、どちらを選ぶべきかが見えてきます。
まとめアメックスの提携カードを解説!!プロパーとの比較&最適な1枚を見つけるコツを検証!!
アメックスの提携カードについてまとめてみました。
提携カードととはアメックスと提携する企業が発行する、クレジットカードになります。
日本国内では主にセゾンが発行母体となっているのが特徴です。
アメックス自身が発行するプロパーカードとの違いとしては、特典と年会費の2つが大きいポイントになります。
プロパーカードは特典が豊富ですが、反面で高い年会費が必要です。
他方の提携カードは特典は少なくなりますが、年会費が安価なのが特徴になります。
そのためコストパフォーマンスを求めるのなら、提携カードの方がお得です。
プロパーカードほどステータス性はありませんが、国内や海外でも十分に利用できるのが魅力です。