アメリカン・エキスプレス・カード(アメックスカード)は、世界中で最高級のサービスを享受できるクレジットカードです。
このアメックスカードのポイントがとてもお得なことをご存じですか?
カードを使用するたびに貯まっていくアメックスポイントが、航空会社のマイルなどに移行できたり、ポイントで商品やサービスが購入できたりと、会員の好みに応じたさまざまな使い方ができます。
アメックスポイント制度を最大限有効活用するための3つの方法を詳しく見ていきましょう。
アメックスカードとは
アメックス(AMEX)カードといえば、職歴や資産などを含めた入会のための厳しい審査があるため、ステータスシンボルとしての価値を認められています。
注目すべきなのは、このステータスとしての信頼が、国内だけに留まらず世界中で受け入れられていることです。
特にビジネスやプライベートでしばしば海外に出かける人は、アメックスカードのサービスを十分に利用することで、外国での過ごし方がさらに有意義なものになるでしょう。
アメックスのポイント制度はメンバーシップ・リワードと呼ばれ、その扱う商品やサービスの豊富さ、幅広さ、質の高さは多くの会員たちを満足させるに足るものです。
カードを普通に使っていれば自然とポイントも貯まっていきますが、もっとよい貯め方は毎日の買い物や支払いをアメックスカードで行うことです。
コンビニやスーパー、家賃、公共料金の支払いなど、アメックスカードは幅広い領域をカバーしています。
アメックスのポイントは、貯まった分を買い物の支払いに充てることもできますが、もっと有効にそしてお得に活用できる方法があります。
この活用法を知ってしまえば、料金の代わりにポイントを使ってしまうのはもったいないと思うかもしれません。
これから詳しく解説していくので参考にしてください。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録しよう
アメックスのポイント制度はメンバーシップ・リワードと呼ばれています。
年間参加費をさらに3000円(税別)支払うことにより、ワンランク上のサービスが得られるのがメンバーシップ・リワード・プラスです。
追加料金が発生するというのは、どんな場合でも二の足を踏む理由になるでしょう。
しかし、このメンバーシップ・リワード・プラスは、ポイントを有効活用するためにとてもメリットのある制度なのでおすすめします。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録している会員には、どんなメリットがあるのでしょうか。
まず、1つには最大3年というポイントの有効期限が、無期限となることが挙げられます。
そして、もう1つは、ポイントを高いレートで移行できるようになることです。
アメックスカードのポイントは、航空会社のマイルに移行して使用できたり、ホテルや旅行代理店の支払いに使えたりと、利便性が高いことが知られています。
しかし、その際に、ポイントがそのままマイルや支払金額になるわけではないのです。
たとえば、アメックスのポイントをANAのマイルに移行するとき、通常では2000ポイントが1000マイルに換算されます。
ポイントを持っている人からすれば、半分の価値になるわけです。
ところが、メンバーシップ・リワード・プラスに加入していると、2000ポイントは2000マイルとして換算されます。レートが単純に2倍となるのです。
このほかにも、ホテル・旅行代理店の支払いやほかのカードポイントへの移行など、幅広い用途でお得になるためおすすめです。
活用法1 ポイントでマイルをたっぷりとGET!
アメックスポイントの有効活用を考えるうえで、もっとも価値の高い方法はマイルへの移行でしょう。
特にANAのマイルへの移行は、メンバーシップ・リワード・プラスに加入していると等価での交換、つまり1000ポイントが1000マイルへと交換できるのでお得です。
これがどのくらいお得なのかをもう少し具体的に考えてみます。
国内航空券換算で1ポイントあたり約1.5~2円、海外航空券換算で1ポイントあたり4~6円程度の利用が可能です。
この計算でいくと、10万~12万のアメックスポイントを保持していれば、マイルに移行後、大人2人と子ども2人の1家族が、羽田-グアム間の往復航空券を無料で手に入れることができます。
ちなみに、同じチケットを通常購入すると料金は50万~60万円程度です。
航空券が無料になるのに加えて、アメックスカードを持っていれば空港のラウンジが最大2人まで無料で利用でき、海外旅行の場合には手荷物の無料宅配サービスも利用できます。
至れり尽くせりの対応に利用者は満足することでしょう。
こんなにお得なのであれば、「アメックスカードの会員はポイントをすべてANAのマイルと交換すればよいではないか」と考える人もいるでしょう。
実際に、旅行が趣味だという人や仕事などで飛行機をよく使う人は、マイルへの移行を積極的に行っているようです。
ただ、ANAのマイルにポイントを移行するときには、気をつけなければならないこともあります。
ポイントをマイルへと移行する際には、年間8万マイルを上限とするという決まりがあるのです。
それ以上の交換は行えないので注意しましょう。
また、年会費の問題もあります。
メンバーシップ・リワード・プラスに加入することで、年会費が3000円(税抜き)かかります。
これに加えて、マイルを移行するためには、メンバーシップ・リワードANAコースへの登録に年会費5000円(税抜き)がかかるのです。
合計すると年間8000円(税抜き)がかかり、2年目からは自動更新でカードの口座から引かれていきます。
ほかの航空会社を使わず、ポイントの交換もANAへのマイル移行が中心という人にはお得でしょう。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードにすると、年会費が安くなるうえに、時期が合えば入会特典としてマイルが獲得できるのでおすすめです。
活用法2 ポイントで商品やサービスをGET!
アメックスポイントは、アメリカン・エキスプレスの公式サイトにおいてさまざまな商品と交換できます。
体験型商品、チャリティー、ホテル・レストラン、食料品、家電製品、ファッションという商品と交換可能です。
また、ホーム・キッチン用品、スポーツ用品、子ども用おもちゃなど、アイテムは多岐にわたり、まるで大手のネットショッピングサイトで買い物をしているようです。
商品カテゴリーには「Amazing」というグループがあり、そのトップにはメルセデス・ベンツが720万~1357万ポイントの交換商品として並んでいます。
カードのポイントと交換する商品にベンツがラインナップしているというのは驚きでしょう。
そのほかにも、季節限定アイテムがいろいろと取りそろえられており、こういった商品カタログを見るのが好きな人にはたまらない演出でしょう。
商品ラインナップには、鯨とイルカを見に行くツアーや、プライベートクルーズに出かけて船上でコンサートが聴けるツアーがあります。
また、プロのメイクアップに化粧してもらってスタジオ撮影してもらえるなど、商品を購入するだけでなくて体験型のサービスも盛りだくさんです。
舞妓体験ができたり、本屋に泊まって好きなだけ読書ができたりといったユニークなメニューもあって、これほどのボリュームとバラエティで用意された体験型サービスは旅行代理店などでも見られないかもしれません。
活用法3 ポイントを使ってお得なクーポンや商品券をGET!
アメックスポイントは、クーポンや商品券・ギフトカードと交換することができます。
よくあるサービスと侮ってはいけません。
交換可能な商品は、全国共通百貨店商品券、Amazonギフト券、百貨店ギフトカードなどです。
ほかにも、ミスタードーナツ、モスバーガー、スターバックス、ローソン、ファミリーマート、イケア、そして国内のおしゃれなレストランまで幅広く取りそろえています。
これほどのラインナップであれば、ポイントの多い人も少ない人も好みに合った商品を選ぶことができるでしょう。
また、ほかのポイントカードにアメックスポイントを移行して使用することもできます。
対象となるのは楽天スーパーポイントとTポイントです。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録していれば、アメックスポイントが2000であれば、楽天・Tポイントともに移行後は1000ポイントと半分になります。
登録していないと3分の1になってしまうので注意してください。
ポイントを上手に使ってアメックスカードで喜びを
アメックスポイントは、ANAマイルへのお得な移行をはじめとして、豊富なラインナップが魅力的です。
商品への交換やクーポン、商品券、ほかのポイントカードへの移行など、使い勝手に優れた魅力的なサービスを展開しています。
これまでアメックスカードを持っていても、あまりポイントには注目していなかったという人は、そういったサービスを楽しむために利用をはじめてみてはいかがでしょうか?