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ゴールドカードなどで利用できる空港ラウンジサービスは、クレジットカードに付帯しているサービスの中でも、特に人気の高い物です。
待合室や喫茶店を利用している時にラウンジを利用している人を見かけると、自分も利用したくなりますよね。
どうせ利用するなら一味違うラウンジを利用して、贅沢な一時を楽しみましょう。
アメックスカード基本情報

クレジットカードの国際ブランドでもあるアメックスカードは、利用できるラウンジも他とは違います。
アメックスカードは持っているだけでステータスになるほど有名なので、そのラウンジを利用していると、一目置かれる存在です。
しかしアメックスカードには種類があり、どのアメックスカードでもラウンジを利用できるわけではありません。
ラウンジを利用する前にアメックスカードの基本を知り、どのカードが自分に向いているかを確かめましょう。
アメックスカードの種類
アメリカン・エキスプレスが発行しているカードは6種類あり、全てのカードは他社のカードより1ランク上となっています。
アメリカン・エキスプレス・カードが最も下位のカードで、1ランク上がるとアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードです。
下から二番目のランクがゴールドで驚く人もいると思いますが、ゴールドの上にはプラチナがあります。
プラチナ以上になるとセンチュリオンカードが存在し、他にもビジネスゴールドカードとビジネスプラチナカードも発行されています。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードが最上級のカードで、発行に求められる年収や年会費も段違いです。
普段使いのカードなら、アメックスカードで十分なサポートが受けられます。
アメックスにはプロパーと提携カードの2つがある
アメックスにはプロパーカードと提携カードがありますが、ラウンジを利用するにはプライオリティ・パスが必要です。
アメックスが発行しているプロパーカードでは、ゴールド以上ならプライオリティ・パスが付帯しています。
付帯していない場合は別途申し込みが必要ですが、付帯している会員の場合、一年に2回まで無料でラウンジの利用が可能です。
付帯していないカードの場合年会費が必要になりますが、アメックスプロパーカードの場合、年会費無料で登録できます。
アメックスラウンジを利用したい場合は、付帯しているカードに申し込むと手間がかかりません。
公式サイトにも基本カード会員様と家族カード会員様は年会費無料とあるので、提携カードだと年会費が必要になります。
アメックスゴールドは最初から付帯していて、年会費も29,000円なので、プライオリティ・パスのことも考えるとお得です。
審査内容について
アメックスカードは申し込み条件に年齢や年収があり、他社のクレジットカードで延滞などがないことが条件です。
アメックス通常カードの場合は日本国内に定住所を持っていて、定職・一定収入がある人なので、他社と差はないと考えてください。
アメックスゴールドカードになると、基本的な条件は同じですが求められる年収などがあがるので、審査基準が少しあがります。
基本的に審査内容は公開されていませんが、年収や属性は一定以上必要です。
アメックスカードはゴールドカードの中でも作りやすいと言われていますが、延滞などがある人は完済してから申し込みましょう。
国際ブランドといっても医者や弁護士などの職業は求められず、大手企業の社長でなくても作ることは可能です。
アメックスカードは旅行で本領発揮!!会員の豪華特典を紹介
アメックスカードは持っているだけで自慢できるカードですが、日常使いよりトラベルサービスが充実しています。
もちろん日常的な買い物でも、提携ショップから優待を受けられます。
アメックスは国際ブランドなので特に海外旅行の補償やサポートが手厚いので、旅行好きの人におすすめできるカードです。
アメックスカード会員だけの特典を詳しく紹介していくので、魅力を一つずつ知っていきましょう。
グリーンカードからOK! 旅を快適にするサービスとは
アメックス独自のサービスは非常に利便性が高く、あったらいいのにと思うサービスが満載です。
国内でも海外でも利用したいサービスが用意されていて、国際ステータスカードにふさわしい物ばかり。
エアポート送迎はの指定の場所と空港の間を車で迎えてくれるサービスで、新型車両も導入されているため、快適な移動ができます。
プライオリティパスは国内外問わず用意されている、特別なラウンジで一味違う時間を演出してくれて、行き帰りのストレスがぐっと減ります。
旅行先から帰ってきたらお土産などの荷物が増えることがほとんどですが、手荷物無料配送サービスを利用することで解消されるでしょう。
他にも海外旅行先で利用できる充実のサービスがあるので、より掘り下げて解説していきます。
エアポート送迎

アメックスのエアポート送迎は海外旅行の出発と帰国時に利用できるサービスで、提携タクシー会社の車をチャーターしてくれます。
対象空港は成田国際空港・羽田空港の国際線・関西国際空港・中部国際空港の4箇所なので、利用できる地域の人におすすめのサービスです。
覚えておきたいのは利用できる空港以外では、予約日と地域によって料金に差額があること。
利用の3営業日前までに予約しておく必要があるので、空港までの移動をストレスフリーで行いたい人は、忘れず申し込みましょう。
利用可能地域は成田空港なら東京・千葉・神奈川で、料金は4,800円から21,000円の幅があり、空港までの距離で変わります。
羽田空港国際線は東京・神奈川・千葉・埼玉になっていて、料金は2,000円から17,000円。
関西国際空港は大阪・兵庫・京都圏内の人を対象に、10,000円から18,000円となっています。
中部国際空港は愛知全域に対応していて、7,000円から12,000円で利用可能です。
700箇所もの空港ラウンジが使えるプライオリティ・パス

プライオリティ・パスは国内外で1,200箇所以上の空港で、VIPラウンジを利用できるサービスです。
プライオリティパスはVIP空港ラウンジの受付で提示するだけで利用可能で、会員情報の照会の際に本人確認がとれることで入室できます。
照会の時間も短縮可能で、プライオリティパス・アプリをスマホにインストールしておくと、パス本体がなくても問題ありません。
プライオリティパスで利用可能なVIP空港ラウンジには、アルコールをふくむフリードリンクや、軽食などが用意されています。
出発までの時間潰しのための雑誌や新聞もあり、ラウンジ専用のWi-Fiも完備されているので、誰でもくつろげる環境です。
無料シャワールーム・マッサージチェア・喫煙室・化粧室なども用意されています。
紹介したサービスは全て基本的な物で、各VIP空港ラウンジには独自のサービスも付帯しているので、空港によって違いも楽しむことが可能です。
アメックスの空港ラウンジ一覧
アメックス空港ラウンジは国内外で30空港に用意されていて、アメックスカードと搭乗券を提示すれば無料で利用できます。
北海道では新千歳空港と函館空港に予定されていて、東北地方の空港は青森空港・秋田空港・仙台空港で利用可能。
関東は羽田空港・成田国際空港・新潟空港の3箇所にあり、中部では富山空港・中部国際空港・小松空港です。
関西圏では大阪国際空港・関西国際空港・神戸空港で利用可能、中国地方は岡山空港・広島空港・米子空港・山口宇部空港にラウンジがあります。
四国地方は高松空港・松山空港・徳島空港で、九州は北九州空港・福岡空港・長崎空港・大分空港・熊本空港・鹿児島空港となり、沖縄の那覇空港にも用意されています。
海外のラウンジはダニエル・K・イノウエ国際空港と韓国 仁川国際空港の2箇所です。
手荷物無料配送サービス

アメックスの手荷物無料配送サービスは、自宅から空港までスーツケース1個を無料で配達してくれるサービスです。
国内旅行では利用できませんが、海外旅行の際はカード会員1名につきスーツケース1個を、無料で配達してくれます。
全てのアメックスカードに付帯しているサービスではありませんが、プロパーカードならどのランクでも利用可能です。
ただしランクによってスーツケースの無料配送数が違い、アメックスグリーン・ゴールド・ビジネス・ビジネスゴールドは1個まで。
プラチナやセンチュリオンカードになると、1会員2つまで無料で配達してくれるので、覚えておきましょう。
利用できる空港はプロパーカードなら、成田国際空港・羽田空港・中部国際空港・関西国際空港の4箇所。
提携カードだと羽田空港への無料配送はできないので、気を付けてください。
サービスを利用する場合は出発の7日前までに、WEBサイトか電話予約をしておくことで利用できます。
WEBから予約する場合はカスタマーIDのの取得が必要になるので、機械に詳しくない人は電話がおすすめ。
帰国時に無料配送サービスを利用する時は予約する必要がなく、引き取りカウンターで利用できます。
旅先でレストランや病院の予約など24時間電話サポート

アメックスにはオーバーシーズ・アシストとグローバル・ホットラインがあり、24時間日本語でサポートしてくれる便利なサービスです。
他のサービスに埋もれがちで目立っていませんが、とても便利。
グローバル・ホットラインは海外滞在時にサポートしてくれるサービスで、航空券・宿泊施設・ツアー・レストランなどをサポートします。
日本のコンシエルジュサービスにとても似ていて、わからないことや気になったことを質問できるのはうれしいですね。
ハワイなどの有名観光地では日本語が通じるお店もありますが、旅先の言葉でレストランの予約をするのはハードルが高め。
高級レストランからローカルレストランまで、案内や予約の全てを行ってくれます。
上位カードに付帯しているオーバーシーズ・アシストは、グローバル・ホットラインに加えて、メディカルサービスとリーガルアシストがつきます。
メディカルサービスは病気やケガをサポートし、リーガルアシスト法律トラブルなどに対応。
海外では日本で考えられないトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、とても心強いサービスです。
しかもアメックスの電話サポートは、対応も迅速で口コミ評価も高く、さすがは国際ブランドと言える品質。
混雑している時は1分から3分ほど待つ可能性がありますが、それ以外の時間は迅速な対応をしてくれます。
海外用レンタル電話が半額で利用できる
アメックスには海外用レンタル携帯電話を半額で利用できるサービスがあり、とてもお得。
通常のレンタル料は一日250円ですが、このサービスを利用すると125円で利用できて、通話料も10%割引がついています。
利用できる空港は成田国際空港・関西国際空港・羽田空港の国際線ターミナルだけなので、利用できない空港もあります。
手荷物無料配送サービスと同じで、全てのアメックスカードに付帯しているわけではありません。
アメックスグリーンなどのプロパーカードなら利用できます。
海外用レンタル携帯電話を利用するなら、JALエービーシーコールセンターに電話連絡する必要がありますが、当日でも予約可能です。
JCBも海外用レンタル携帯電話サービスを提供していますが、JCBの料金は1日212円なので、アメックスのほうがお得に利用できます。
もし返却期限以内に携帯電話を返せなかった場合は、延滞料金が発生するので気を付けましょう。
アメックスゴールド以上なら更に豪華なサービスも

アメックスゴールドの上位カードには、アメックスプラチナカードとアメックスセンチュリオンカードがあります。
アメックスプラチナになると、最大の特典と言われているプラチナ・コンシェルジェ・デスクが利用することができるように。
グローバル・ホットラインやオーバーシーズ・アシスト以上のサービスで、NOと言わない執事と言われているサービスです。
24時間365日いつでも電話で利用できて、日時や予算などを伝えるだけで、旅行計画から居酒屋の予約まで行ってくれます。
大企業の社長についている、敏腕秘書に近いです。
プラチナコンシェルジュデスクで予約をすると、予約したお店で優待を受けることもできると言われています。
他にもプレゼントの相談などもできるので、トラベルサービスの枠を超えていると言っていいでしょう。
さらなる上位サービスに、センチュリオン・パーソナル・コンシェルジュが存在します。
対応時間は24時間365日対応してくれる専属のコンシエルジェがつき、国内航空券アッパーシートプログラムなども利用できます。
海外旅行ではVIPエアポートサービスや海外でのエアポート送迎サービスなど、とにかくVIP待遇。
ヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員になれたり、シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツのゴールデンサークルダイヤモンド会員にもなれます。
香港と上海にある会員制のプライベートクラブの利用などの限定サービスがあるので、まさに最上級のカードにふさわしいです。
センチュリオンカードは定員が決まっていると言われているだけあって、選ばれた時のメリットも想像以上の物になっています。
空港ラウンジ無料の他社カードとの比較
空港ラウンジを無料で利用できるカードは、アメックスだけではありません。
三井住友visaゴールドカードやdカードゴールドもラウンジを利用できて、ダイナース・クラブカードもラウンジの無料利用ができます。
ラウンジを無料で利用できるカードを知ることで、自分に合うカードを見つけることもできます。
アメックスカードと他社カードを比較して、どのカードがぴったりか探していきましょう。
三井住友Visaゴールドカード

三井住友VISAゴールドカードは、日本初のVISAカードを発行した三井住友が発行しているゴールドカードです。
実績やステータスも高いカードで、総合的な評価も非常に高いカードとして有名。
三井住友VISAゴールドカードの年会費は初年度無料で2年目から10,000円ですが、アメックスグリーンは12,000円です。
年会費だけで見ると三井住友VISAゴールドカードのほうがお得ですが、旅行に特化しているのはアメックスでした。
三井住友VISAゴールドカードだとマイル還元率は0.3%ですが、アメックスグリーンの還元率は1%なので、マイル重視ならアメックスグリーンです。
はずせない要素はポイントの有効期限ですが、三井住友VISAゴールドカードは3年間ですが、アメックスポイントは永久不滅。
気になる空港ラウンジの比較は、アメックスグリーンは本人と同伴者1名まで無料で利用できて、国内28空港と海外2空港3箇所で利用できます。
三井住友VISAゴールドカードの場合は本人のみ無料で、国内28空港しか使えません。
海外旅行・出張の機会が多い人や、同伴者がいる人の場合は、アメックスカードのほうがメリットがあると言えるでしょう。
海外旅行のトラベルサポートも、日本語サポートがあるのはアメックスカードだけ。
海外旅行保険になると、三井住友VISAゴールドカードのほうがゴールドランクだけあり、補償額が充実しています。
dカードゴールド
dカードゴールドはその名の通りドコモユーザーに非常にメリットのあるカードです。
年会費は1万円で家族カードは無料発行可能で、ドコモ携帯料金の10%ポイント還元があるのも魅力の一つ。
アメックスグリーンと比較してみると、年会費や特定のポイント還元は、dカードゴールドのほうがメリットがあります。
ラウンジの無料利用は三井住友Visaゴールドカードと同じで、国内28空港のみ利用できるので、アメックスグリーンのほうが勝っていると言えるでしょう。
海外旅行保険は死亡傷害1億円・傷害後遺障害400万円から1億円・傷害や傷病治療費用300万円と、最大補償金額が圧倒的。
ただし利用付帯額と自動付帯額が違うので、海外でdカードゴールドを使用しない場合、最大補償は受けることができません。
アメックスグリーンの海外保険は全て自動付帯なので、強引なカード利用をしなくても最大補償を受けられます。
dカードゴールドとアメックスカードの最大の差は、利用できる地域の差です。
アメックスカードは世界中のほとんど国で利用できますが、dカードゴールドだとヨーロッパやアフリカ・中東などは不安が残ります。
dカードゴールドはアメックスカードと違い、一枚で全てをカバーできるカードではありません。
dカードで発行できる国際ブランドはVISAとMastercardなので、国によってデメリットが生まれます。
旅行先が限られている人でドコモキャリアを持っている人なら、dカードゴールドは非常におすすめできるゴールドカードです。
海外旅行で色々な国にいく場合は、アメックスカードを持っていると安心できます。
ダイナース・クラブカード
ダイナース・クラブカードとアメックスカードはどちらもゴールドカードがあるので、ステータスが高いカードです。
ダイナースクラブの年会費は22,000円で家族カードは5,000円なので、アメックスグリーンのほうがコスパがよくなっています。
アメックスゴールドになると、年会費はダイナースクラブのほうが費用を抑えられますね。
実はダイナースカードにはマイル移行手数料のデメリットがあり、ANAへの移行手数料もANA以外の移行手数料も、6,000円かかってしまいます。
アメックスカードだとANA以外の移行手数料は無料なので、必要以上にお金を払う必要がありません。
一番差が出たのは利用可能なお店の差で、アメックスは国内でも利用できる店舗が増え、ネットショップや海外でも困らない程度に利用可能ですよね。
実はダイナース・クラブカードは、アメックスカードと比べると認知度は低め。
日本での利用は両カードに差はありませんが、ネットショップだとダイナースカードだけNGな場合があります。
海外利用でも大きな差があり、ダイナースカードはアメリカ全土で利用できますが、ヨーロッパやアジア圏では使えないお店も多いです。
アメックスなら他社のゴールド級のサービスがグリーンから受けられる!
アメックスグリーンはアメックスゴールドよりランクが低いですが、他社のゴールドカードレベルのサービスが受けられます。
比較したカードは全てゴールドカードですが、アメックスグリーンと比較しても、サービスに大きな差はありません。
年会費やトラベルサポートを比較してみても、他社のゴールドカードより優れている部分もあります。
今回比較した3枚のゴールドカード以外と比べても、海外旅行関係のサービスは、圧倒的にアメックスグリーンが優れています。
空港手荷物無料宅配・エアポート送迎サービス・海外旅行先での日本語サポートなどは、他社のゴールドカードでもついていない物が多いです。
海外旅行に特化したカードと言われるだけあり、グリーンでも他社ゴールドクラスなのは間違いありません。
まとめ
やはりアメックスカードは、どのカードランクでも海外サポートが充実しています。
アメックスグリーンでも他社のゴールドカードレベルのサービスが受けられるだけで、十分なメリットと言えます。
空港で退屈な時間を過ごしたくない人や、暇な時間はラウンジで過ごしたい人なら、アメックスカードはおすすめできるカードです。
他社カードと比較しても、国内で使用できる無料ラウンジに差はなく、海外での利用なら他社カードより優れています。
上位カードになればラウンジ以外にも充実したサービスを受けることも可能で、どんな場面でもサポートしてくれるコンシェルジェもつきます。
国内使いや普段使いなら他社カードでも問題ありません。
海外に行く機会の多い人なら、アメックスカードを作ったほうが間違いなくメリットがあります。