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「アメリカン・エキスプレス・カード」はアメックス(AMEX)カードとも呼ばれ、世界で5本の指に入るクレジットカードです。
ショッピングに役立つのはもちろん、保有していること自体がひとつのステータスシンボルになるカードとして知られています。
非常に有益なカードですが、それだけに突然使えなくなってしまうと日常生活に大きな影響を及ぼしてしまうでしょう。
アメックス(AMEX)カードなどのクレジットカードは、一定の条件に該当すると利用できなくなってしまう場合があります。
いざというときに困ってしまわないように、今回はアメックス(AMEX)カードが使えなくなってしまったときの対処法をご紹介いたします。
アメックス(AMEX)カードが使えなくなったとき、最初に確認するべき3つのポイント
アメック(AMEX)カードが使えなくなってしまった場合は、まず次に紹介する3つのポイントをそれぞれ確認してみてください。
1つ目に確かめてほしいのはカードの有効期限です。
有効期限はカードの表面に「月・年」という順番で記載されています。
当然ですが、有効期限が切れているカードを使用することはできません。
アメックス(AMEX)カードは3~5年に一度カードの更新が行われます。
遅くとも期限が切れる1週間前までには新しいカードが送られてくるはずなので、郵便物を確認してみてください。
引越しなどによってカード会社に登録している住所と現住所が変わっている場合、新しいカードが送付されているのに受け取れていないという可能性もあります。
そのような場合はカード会社に連絡してカードの再送付を申請してください。
2つ目のポイントは、カードの破損や故障です。
有効期限が切れていないのにカードが使えないのなら、カード自体に不具合が生じたり、壊れてしまったりしているのかもしれません。
アメックス(AMEX)カードは磁気ストライプ、またはICチップを読み取ることによって決済を完了します。
磁気ストライプとはカードの裏面にある黒い帯のことです。
専用の読み取り端末にカードを接触、スライドさせることによって決済処理を行います。
一方、カードの表面に埋め込まれている金色の四角いものがICチップです。
こちらもまたICチップ用の読み取り端末にかざすことによって決済を行うことができます。
たとえば、「磁気ストライプでは決済できるが、ICチップでは決済できない」というような場合は、ICチップに何らかの不具合が発生している可能性が高いでしょう。
逆に「ICチップでは決済できるが、磁気ストライプでは失敗する」というようなケースでは、磁気ストライプが不具合の原因になっていると考えられます。
このような場合は新しいカードに交換しなければならないため、カード会社への連絡を行ってください。
3つ目のポイントは、利用店舗自体が抱える問題のチェックです。
有効期限やカードの不具合は利用者側の問題ですが「店舗側に問題があるためにカードが使えない」というシチュエーションもありうるでしょう。
店舗側の読み取り端末に不具合が発生していて、正常に決済処理が行えないような場合です。
大型店舗のように、複数の読み取り端末があるお店であれば、故障した端末を避けて別の端末を利用すれば問題なく決済することができるでしょう。
そうでない場合はカードの利用を諦め、現金で決済せざるを得なくなってしまうかもしれません。
以上、3つのポイントには「比較的簡単に原因を特定できる」という共通点があります。
それぞれ対処法も明確なので、カードが使えなくなってしまったときは、まずこれらのポイントをチェックするようにしましょう
カードが利用停止状態になっている可能性は?
カードや読み取り端末に問題がなく、有効期限も切れていないのにカードが使えなくなった場合は、カードが利用停止状態になっている可能性もあります。
クレジットカードは利用者から申し込むことによって一時的に利用停止にすることが可能です。
盗難や紛失によって利用者以外の手にカードが渡ってしまったとき、不正利用されるのを防ぐためにこのような手段が用意されています。
通常、利用者本人以外から利用停止の申し出はできません。
しかし、利用しているのがアメックス(AMEX)カードの「家族カード」であった場合、アメックスの本会員になっている家族、もしくは家族カードの名義人が申し出ればカードを利用停止にすることができます。
家族が自分の知らないところで利用停止の申し出をしている可能性があるなら、連絡して確認する必要があるでしょう。
カードの使い方に問題があるケース
アメックス(AMEX)カードは利用の仕方に問題があると、カード会社の判断によって利用が停止されてしまう場合があります。
どのような使い方をすると利用できなくなってしまう可能性があるのか紹介しましょう。
クレジットカードには、月ごとに決められた利用限度額があります。
この利用限度額をオーバーしてしまうと、それ以上カード決済ができなくなってしまうので注意しましょう。
利用限度額は月ごとに区切られているため、翌月になれば再びカードを使用できるようになります。
ただし、月々の支払いは問題なく続けていかなければなりません。
リボルビング払いや分割払いを行っていると、それらの支払額の分だけ利用限度額が差し引かれてしまうので特に気をつけてください。
振替日に口座残高が不足しており、支払いが遅延してしまった場合もアメックス(AMEX)カードが利用できなくなってしまう場合があります。
支払い遅延はカード会社からの電話連絡、もしくは督促状の郵送によって通知されることが多いですが、タイミングによっては気がつくのに遅れてしまう可能性もあるでしょう。
いずれにせよ、気がついた時点ですぐにカード会社に連絡し、支払いの意志があることを示すのが大事です。
不足した金額はできるだけ速やかに口座に振り込んでください。
アメックス(AMEX)カードなどのクレジットカードには「フロアリミット」と呼ばれる決済上限金額が設定されています。
こちらは、毎月の利用上限額とは異なり「1度の決済における上限金額」です。
不正利用による被害金額を抑えるために存在する仕組みですが、利用者本人がカードを使用する場合であっても、フロアリミットを超える決済を行おうとするとカードが利用できない場合があるので注意してください。
ただし、通常はフロアリミットを超える決済を行おうとした時点でカード会社から電話がかかってきます。
利用者本人の意志でカードを使用したい旨を伝えれば決済は可能なので、過度に心配する必要はありません。
フロアリミットの金額はカードの利用状況や支払い実績によって個人ごとに異なります。
ネットショッピングでアメックス(AMEX)カードが使えなくなったときに確認するべきポイント
クレジットカードは、店舗での利用だけばかりでなくネットショッピングで利用することも可能です。
ただし、アメックス(AMEX)カードには通常のクレジットカードとは異なるポイントがいくつかあるので、新しいサービスにカード情報を登録する際には注意してください。
VISAやJCBといったクレジット会社のカード番号は16桁ですが、アメックス(AMEX)カードのカード番号は15桁です。
そのため、カード情報を入力する際は数字の数や入力方法を間違えないように気をつけなければなりません。
一般的なネットショッピングの場合、カード番号は4桁ずつ、4つの入力欄に分けて入力します。
アメックス(AMEX)カードの場合、左詰めで4桁ずつ3つの入力欄に番号を入力した後、最後はひと桁少ない3桁を入力して登録してください。
カードの種別で「アメックス(AMEX)カード」を選択していないとエラーが発生してしまう可能性もあります。
もうひとつ気をつけたいのがセキュリティコードです。
セキュリティコードとは不正利用防止のために入力する数字のことで、VISA、マスターカード、JCB、ダイナースクラブの場合は3桁の数字がカード裏面にある署名欄の右端に記載されています。
アメックス(AMEX)カードの場合、表面にあるカード番号の右上に記載された4桁の数字がセキュリティコードです。
記載されている位置も数字の桁数も違うことを覚えておいてください。
ネットショッピングでは、正しいカード情報を登録しないとアメックス(AMEX)カードを利用することができません。
「店舗では問題なく使えていたのにネットショッピングに利用しようとしたら使えなくなった」という方は、カード情報を間違っていないか確認してください。
【参考元URL】
【American Express】オンラインショッピングのお支払いに
https://www.americanexpress.com/japan/contents/guide/howtouse/online_shopping.shtml