日本でも人気の高いクレジットカードの1つがアメックスです。
年会費を支払ってでも持ちたいと考える人も多く、所有しているだけでもステータスを満たせます。
そんなアメックスには、お得なポイント制度があるのです。
ここではアメックスのポイントを、効果的に使う方法を見ていきます。
アメックスのポイントはどのマイルに移行するとお得?
アメックスのポイントはカードを利用して支払いをすれば、貯めていくことができます。
このポイントの使い道ですが、アメックスではユニークな商品やサービスを提供していることで有名です。
例えば高級自動車や高名な芸術家が贈る焼酎などが、ラインナップされています。
また有名なスポーツカーを借り切って、1泊2日の旅行に出かけるものや、船上のプライベートコンサートもあるのです。
このようなユニークなサービスは、他のクレジットカード会社では提供されていません。
またアメックスが用意している商品へと交換すること以外にも、他のサービスポイントへと交換が可能です。
他にも支払いに使うことができたりするのですが、実は還元率がそこまで高くありません。
およそになりますが1ポイントあたり、0.3円程度という価値になってしまうのです。
つまり還元率としてみると、0.3%になります。
他にも様々な商品券などとも交換ができますが、最も人気があるのが航空会社が提供するマイルへの交換です。
では何故マイルが人気なのか、その理由を調べてみました。
アメックスのポイント制度「メンバーシップリワード」の基本を確認!
アメックスのポイント制度である、メンバーシップリワードの基本を確認します。
メンバーシップリワードとは、アメックスのポイント制度そのものことで、特に手続きをする必要はありません。
このポイントを貯めることによって、マイルや支払いなどに使うことが可能です。
ではメンバーシップリワードには、どのような特徴があるのか基本的な部分から確認します。
ポイント還元率
メンバーシップリワードのポイント還元率は、いくらの設定になっているのでしょうか。
これは100円が1ポイントとなります。
日本国内でも最大級の加盟店ネットワークを持っていて、買い物だけではなく、レストランで食事をしてもポイントが貯まります。
またオンラインショッピングや、公共料金の支払いなど日常的な支払いをアメックスで行えば、どんどんポイントが貯まる仕組みです。
ちなみに提携店での支払いにアメックスを使うと、ポイントがさらにつく場合もあります。
100円で2ポイント、3ポイント、5ポイント、10ポイントと店舗ごとに扱いが異なっている形です。
多数の店舗が対応していますので、アメックスの公式ウェブサイトで利用できるかどうかを確認してください。
これらの店舗を日常的に使えば、より効率よくポイントを貯めることができます。
有効期限
メンバーシップリワードを利用する上で、1つ注意したいのがポイントには有効期限があるところです。
アメックスのポイントは最大で3年という形になっています。
カードの入会日から1年の間に貯めたポイントは、3年後に消失する仕組みになっています。
具体的に説明しますと、2019年の1月1日にカード入会したとすると、同年の12月31日までに貯めたポイントは、3年後である2021年の12月31日に失効します。
ポイント失効までの起算が入会日から3年になるのが特徴です。
注意したいのはポイントを獲得した時から3年という計算ではないので、間違えないようにしてください。
ただし2つの条件の内、いずれか満たすことによってポイントの有効期間を無期限とできるのです。
1つ目がポイントを1度でも何かに使うことです。
アメックスが用意している商品に交換をしてもいいですし、他のサービスのポイントに交換してもいいでしょう。
他にも支払いに使うなど、どのような手段であってもポイントを使えば無期限とすることが可能です。
もう1つの方法としては、メンバーシップリワード・プラスに加入することです。
メンバーシップリワード・プラスとは、ポイント制度の有料版のことになります。
様々な特典がついてくるため、アメックスのカードを利用するのなら加入しておいて損はありません。
まとめるとポイントの有効期限は3年ですが、何らかの形でポイントを消費するか、有料のメンバーシップリワード・プラスに加入するかで無期限とできます。
アップルペイでもポイントがたまる
最近話題となっているQUICPayの1つが、アップルペイです。
スマートフォンがあれば、提携しているお店で簡単に支払いができます。
日本では消費税の増税移行、ポイント還元サービスを行っていることもあり、特に注目を集めている支払い方法です。
このアップルペイの支払いに、アメックスのカードが指定できます。
カードを追加する方法は、iPhoneだとウォレットを開いて画面右上にある+のボタンをタップしてください。
画面内に指示に従って、クレジットカードを登録します。
登録をした後に次へとタップすると、カードの発行元が情報を確認して、使用できるかどうかの判断をしてくれます。
この時にカード確認に必要な情報が不足していると、不足している分の入力が必要です。
確認が終われば、次へとタップをしたらアップルペイが使えます。
ちなみに複数のクレジットカードを登録している場合は、メインのカードにアメックスを指定してください。
メインカードへ指定するには、iPhoneだと設定からウォレットとアップルペイの順にタップして、画面下にある支払い設定のセクションを表示します。
ここでメインに設定するクレジットカードを選べます。
アメックスをアップルペイの支払いに設定した時の還元率は、通常と同じく原則100円1ポイントです。
またiOS11以降であれば、海外でも提携店舗にてアップルペイの利用ができます。
この時もきちんとポイントがつきます。
ポイント対象外・半減の加盟店がある
アメックスのカードを使って支払いをすると、通常は100円で1ポイントが貯まる仕組みのはお伝えした通りです。
ただ例外となるケースもあります。
ここで紹介するのはポイントが倍増するのではなく、対象外であったり半減してしまうというケースです。
対象外となっているのは、電子マネーへのチャージや公共放送への支払いとなります。
ポイントが200円で1円の支払いとなるのは、各種税金の支払いや国民健康保険の支払いなどです。
公共料金の支払いも、一部はポイントが半減します。
メンバーシップリワードプラスなら対象店舗でポイント3倍
では次に上でも少し触れた、メンバーシップリワード・プラスについて解説していきます。
おさらいをしますと、メンバーシップリワード・プラスとは有料版のポイント制度です。
無料の時と大きく異なるのが、対象店舗であればポイントが3倍になるというものがあります。
他にもいくつか特徴がありますので、それぞれに詳しく見ていきます。
メンバーシップリワードプラスとは?
メンバーシップリワード・プラスは、アメックスを利用するのなら加入しておきたいサービスです。
年間に税別で3000円の支払いが必要となりますが、獲得できるポイントの還元率がアップします。
さらにマイルや提携ポイントへの、換算レートもアップするのです。
他にもポイントの有効期限が無期限となったり、人気のアイテムが4割引きで購入できるなどの特典がつきます。
ただし1度登録すると自動更新となるため、解除する時には自分から申請しなくてはいけません。
メンバーシップリワードはマイレージへの移行がおすすめ
ここまで見てきたようにメンバーシップリワードで貯めたポイントは、様々なものに交換ができます。
その中でも人気なのは、マイレージへの移行です。
ではどうしてマイレージへの移行が人気になっているのかを、4つのポイントから確認していきます。
なぜアメックスのポイントはマイルに交換するのがいいのか?
最初にお伝えしたいのが、どうしてマイルなのかです。
その理由はシンプルに、還元率が高いためだと言えます。
他の提携ポイントなどよりも、高い還元率での移行ができるのです。
つまりアメックスカードを使って貯めたポイントを、無駄にすることなく使えます。
ちなみにマイルへの交換をした後の、単価も実は高いのです。
例えば10万マイルがあれば、グアムまでのエコノミー往復券が5名分と換算できます。
その時々で変わりますが、金額にすると約50万円相当です。
つまり1ポイントが5円の価値を持ったことになります。
他のサービスでとの交換では、考えられないほどの高レートです。
アメックスのポイントは航空会社15社のマイルへの交換が可能
アメックスでは日本国内の航空会社だけではなく、世界各国の航空会社が提供するマイルに交換できます。
日本以外だとフランスやシンガポール、タイなど全部で15社の航空会社のマイルに交換が可能です。
そのため自分がよく使っている、航空会社を選ぶのがおすすめです。
ただ日本に在住している人だと、自動的に日本の航空会社へと対象は絞られてきます。
この日本の航空会社へのポイント交換率が、最も高いのも特徴です。
アメックスのポイント交換先のおすすめは?
アメックスのポイントをマイルに交換するのなら、全日空がおすすめです。
その理由としては条件さえ満たせば、ポイントが等価でマイルと交換できるからです。
他の航空会社では1250ポイントで1000マイルというのが、レートとなっています。
ですが全日空だけは1000ポイントを、1000マイルで交換できる形です。
またマイルを利用するのが良い理由としては、先にもあげた還元率の高さも考慮しなくてはいけません。
15000マイル以上であれば、国内線の往復に利用が可能です。
40000マイル以上なら、ハワイまでの往復の航空券とも交換できます。
ちなみにマイルと航空運賃との換算をすると、マイルをためて長距離の航空券と交換するほどレートが高くなっていくのも特徴です。
仮に20万マイルを貯めることができれば、日本からアメリカのロサンゼルスまでのファーストクラスで搭乗できます。
この航空運賃ですが、旅行会社で調べてみると約150万円から200万円もします。
これを見るだけで、いかにお得であるのか分かります。
さらにマイルは電子マネーへの交換もOKです。
1マイル1円で交換できるので、最低でもポイントにかかった分を損することがありません。
使い勝手も良いため航空会社をよく利用する人は当然ですが、日常生活でもアメックスで支払うようにすると、海外旅行が格安でできるようになります。
アメックスに入会する時にはポイントサイトを使えば、さらにポイントを獲得可能です。
使い方次第では数ヶ月もあれば、カップルで海外旅行へ行くのも夢ではありません。
ポイント交換での注意点はある?
最後にアメックスのポイントを、各航空会社のマイルに交換する時の注意点を確認しておきます。
各航空会社が提供するマイレージのプログラムへとポイントを交換するには、各プログラムへの加入手数料を支払う必要がある点です。
例えばシンガポールの航空会社なら6000円、アメリカの航空会社なら3000円といった金額になります。
先ほどお伝えした全日空のマイルに交換する時には、さらに手数料がかかってしまうのです。
それは2つの条件をクリアする必要があるためです。
この条件をクリアしなくても、マイルへの交換ができます。
ただし還元率が1ポイント0.5マイルになるのです。
半減してしまうので、全日空のマイルにするには条件を満たしておいた方がいいでしょう。
その条件とは1つはメンバーシップリワード・プラスに加入することで、もう1つはメンバーシップリワード・プラス・ANAコースに加入することです。
前者にかかる費用が年会費で税別3000円、後者が税別で5000円かかります。
つまり年間で税別8000円もの支払いが発生するのです。
ここでようやく1ポイント1マイルでの移行ができます。
ここで考えておきたいのが、アメックスのカードの種類です。
ご存じのようにアメックスは年会費のかかるカードですので、別途年額で8000円かかるのなら他のカードだと、費用を節約できるのではと考えられます。
ちなみに上述した条件は、アメックスの一般的なカードによるものです。
実はアメックスにはANAと提携したカードもあります。
既にアメックスを持っている人も、このカードに移行するのなら費用を抑えられるのです。
券面がブルーのものとゴールドの2種類があり、ゴールドであればポイント移行コースの手数料がかかりません。
これは年会費に含まれている形になるためです。
まとめ
アメックスのポイントを効果的に利用するには、マイルがお得であるという情報でした。
アメックスは世界的なクレジットカードの1つで、メンバーシップリワードというポイント制度を持っています。
原則として100円で1ポイントの還元率となっているのですが、提携店で買い物をすればポイントがお得につきます。
特にポイント制度の有料版である、メンバーシップリワード・プラスに加入すると、ポイントを貯めやすくなる特典が複数ついてきます。
マイルへの交換は条件さえ満たせば、1ポイント1マイルという等価での交換が可能なのも特徴です。